[一覧] 鉄扉雨戸 工場視察 20051004
取り外された鉄扉が工場に並べられている様子。
FBや丁番をリベットを取ってバラす。
新規に打込むリベット(スチール製)焼きを入れるため組成が変化し耐候性が上がるとのこと。
古いリベットを取って外した丁番。
鍛造か鋳物かは未確認。
リベットを打った状態。
コーナーはボルト留めになっていて今回は触れない。
腐食したFBを取り替える
フレームのアングル材は健全
SW-1Hの塗装をケレン掛けで剥がした状態。
丁番の軸は真鍮製
元のリベットはカシメた頭をぎりぎりまで削り取っているため、簡単に外れてしまう。製作当時の意匠的な判断で削ったのか不明だが、それが原因でリベットがはねてしまったりしている状況が見受けられる。
2階のものよりも1階のものの方が腐食が激しい。
理由はいくつか考えられるが、湿気・水気の状況が違うため差が生じたのではないか。また、2階のものは塗装の痕跡が見つけにくく、塗装の有無も原因ではないか。
扉の下端。FBと面材との間に入った水により錆び、膨張と腐食が進んでいる。
面材の腐食が激しく、アーク溶接により穴が開いてしまった。溶接は難しいようだ。
召し合わせのFBを交換する予定。
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DATA:20051004 9:00~12:00
場所:横浜市泉区の白倉工業の作業場
現地で修復の方向性などを打合せ。
新規で制作する扉については現在、サンドブラスト及びウェザーコート処理のために外注中。