[一覧]  2階上 既存RC臥梁内部調査 20050914

アンカー穴掘削時に既存RC臥梁内部の鉄筋が現れアンカーの規定深さの施工が困難となったため、臥梁内部の状況を把握するため一部ハツリとり鉄筋を露出させ、コンクリートの状況も目視確認した。

写真右側に写っている縦の鉄筋は径36でおそらくレンガ壁に埋め込まれている。
上に見える桁とは結ばれていない模様。
横に流れているのが径19位の鉄筋。上下2段、手前と奥の2列、計4本が見える。

上は木の桁。
蟻による侵食?が見受けられるが、材料内部には影響が無い模様。

桁の裏側を見るために幕板t40をくり抜いた。

幕板の裏側。左に見えるのは小屋梁(水平)。
右は木の板が垂直に立っており、その外壁側はちょうどモルタル起こしの蛇腹があるため、この板がその下地となっていると見られる。
上に小屋垂木が少し見えるが、そこから小割りで延長して板を支えている。

桁と幕板の裏面を振り返って見る。

構造の先生方の現地確認。

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期日:2005.09.14 14:30~
調査部位:北側長手面の中央付近(談話室Aへの入り口上部)
立会:村上先生・木村先生・梅園氏
   松栄企画 秋吉氏
   将来計画 君塚
考察・評価:RCの臥梁は比較的しっかりしたコンクリートが打たれていて、一部じゃんかがあるものの
構造耐力はある程度評価できる。 アンカーの埋め込み深さが規定の250mmよりも短くなるが、170~190程度は確保できるので、このまま施工を行ってよい。
参考図:断面矩計実測図(PDF244KB)